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| 在日コリアンの日常生活において提起される国籍、在留資格、相続、福祉等の諸問題を解決するための解説集です。センターによくある質問・相談の事例なども掲載しております。 |
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生活保護 あれこれ |
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②住宅ローンと生活保護 |
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Q 持病があり3年前に職場を退職しました。1年半は傷病手当を受給し、その後は貯金を崩しながらのなんとかやってきましたが、もう生活がぎりぎりです。再就職するにも持病のため困難です。生活保護の申請をしたいのですが、持ち家で住宅ローンが残っていると申請ができないと聞きましたが・・・・・。
A そうですね･･･。必ずしも申請できないわけではありません。
生活保護は、扶養の優先、他方他施策の活用、そしてあらゆる資産・能力を活用しても、なお生活に困窮する場合、その困窮の程度に応じて不足する生活費を「保護」という形で補うものです。持家はその資産にあたります。
しかし、その価値や状況等によっては処分せず保有が認められることがあります。
持家がある場合、福祉事務所は（その持家につき）「処遇検討会義」を開き、保有を認めるか、処分を求めるかを決定します。
では、この事例のように住宅ローン付きの持家はどうでしょうか？
ローン付き持家の場合、原則、処分をする必要があります。
但し、例外があります。①つは、住宅ローンがあっても、その返済期間が残り5年以内で、残っているローンの総額が300万円以下で、月々の返済額が生活扶助の基準額の１５％以下である場合です。すなわち、返済額が少なく、あと一息でローンが完済するような場合です。②つは、すでに持ち家を売却する予定で、残るローン等の負債について自己破産等の手続きを弁護士に依頼しており、ローン返済を停止している場合です。すなわち持ち家を手放すことにした場合です。
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ＮＰＯ法人 同胞法律・生活センター ＴＥＬ:03-5818-5424
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