すでにご存じのとおり、2012年7月9日以降、新在留管理制度が施行されています。これにより、外国人登録制度は廃止され（＊外国人登録法も廃止され、これまで居住地の市町村役場が管理していた外国人登録原票は閉鎖、法務省が一元管理しています）、外国人登録証に代わって、「特別永住者証明書」あるいは「在留カード」が交付されることになりました。　
　
　新制度導入により、ただちに「特別永住者証明書」あるいは「在留カード」に換える必要はなく、一定の期間は手持ちの外国人登録証が有効な証明書としてみなされます。
　しかし、在留資格や手持ちの証明書に記載されている「切替期間」によってはいくつか注意すべき点があります。

�@在日同胞の場合、ほとんどがその在留資格が「特別永住者」です。
「特別永住者」の場合、現在所持している外国人登録証は券面に記載されている「次回確認（切替）申請期間」である誕生日までの間は「みなし特別永住者証明書」として扱われます。なので、券面に記載された誕生日までに最寄りの市町村役場で「特別永住者証明書」に更新をします。
　それ以降は7年ごとの誕生日までに「有効期間の更新」をします。更新の手続きは2か月前から可能です。

�A「特別永住者」の方で、2015年7月8日までに「次回確認（切替）申請期間」が到来する人の場合は、2015年7月8日までに、最寄りの市町村役場で「特別永住者証明書」に更新をします。
　＊例えば、次回確認（切替）申請期間が2014年12月31日と記載されていても2015年7月8日までに更新手続きを行えばよいということです＊＊　

�B「特別永住者」で16歳未満の場合、16歳の誕生日までに最寄りの市町村役場で更新手続きを行う必要があります。誕生日の6か月前から手続き可能です。

�C在留資格が「永住者」の場合、2015年7月8日までに更新手続きをする必要があります。16歳未満の場合は、2015年7月8日または16歳の誕生日のいずれか早い日までに行う必要があります。　手続きは最寄りの入国管理局で行います。

＊＊更新手続きは所定の期限の誕生日までです。誕生日が経過すると罰則の対象になるので注意が必要です。

＊＊更新手続きの到来につき、本人に直接「更新の通知」を行うかどうかは、住所地の自治体によって対応が異なりますが、今年の9月以降に16歳の更新を迎える者、そして2015年年7月8日までに更新をすべき人を対象に法務省はようやく通知を行っています。

＊＊新在留管理制度の施行以降、センターには「切替」や「特別永住者証明書」等の名前の表記など、様々な質問や相談が寄せられています。不明な点があれば、いつでもご相談ください。